学資保険比較で大事な3つのポイント。
2014年の学資保険人気ランキング

illust案保険商品は比較してはじめて各社の特徴や弱点が見えてくるものです。詳細に比較しようとするとキリがありませんが、ポイントを絞って比べていけば効率良く各商品の違いを理解できるでしょう。

ここでは学資保険の良し悪しを見極める3つのポイントと2014年最新の学資保険ランキングを紹介したいと思います。

1.返戻率は学資保険選びで重要な要素

返戻率とは、払い込んだ保険料の総額に対して受け取れる金額の割合を示すものです。学資保険においてはまず最初にチェックすべき重要な要素です。

注目すべき点は単純、高いか低いかです。100%を越えるなら貯蓄性に優れた商品、下回るなら貯蓄には向いていない商品といえます。100%を大幅に越える商品はそう多くありませんが、保険料の払込方法を短期間にするなど、契約の仕方により返戻率をアップさせることは可能です。なかには110%を越える商品もあります。

なお、生命保険の標準利率改定に伴い、2013年4月より保険料が引き上げられたため、返戻率に影響が出た商品があります。アップした、または現状維持ならともかく、マイナスに転じた商品もあるので、最新の情報に更新されているデータで比較することが大切です。

ちなみに、返戻率が100%を下回る、いわゆる「元本割れ」する商品が必ずしも良くないとは言いきれません。この手の商品は貯蓄に加えて子どもの医療保障もカバーする設計になっているため、そのぶん保険料が割高になり、返戻率にも影響が出ているのです。貯蓄性を重視したい人にはマッチしませんが、手厚い医療保障に魅力を感じる人は選択肢に入れてもいいと思います。

ただ、子どもの医療保障は国や地方自治体の制度が充実しているだけでなく、共済で代用した方が割安で済む場合もあるので、保険料のシミュレーションだけはきちんとやっておいた方がいいでしょう。

2.保険金の給付時期を比べよう

学資金をいつ受け取れるのかも比べる必要があります。

学資保険の満期日(保険金の受取日)は各商品により異なりますが、一般的には18歳、20歳、22歳の三種類があります。人気なのは大学入学時に備えた18歳満期ですが、商品によっては「17歳満期」を選択できるものもあります。なぜ17歳満期が必要なのでしょうか?

これは、学資保険の給付日は子どもの誕生日を迎えた後の契約日となるため、場合によっては大学の入学金納付期限に間に合わないケースがあるからです。

たとえば子どもの誕生日が4/20日で学資保険加入日が5/20日だった場合、学資金は5/20日に支払われることになります。この場合は何も問題ありませんね。しかし誕生日が10/20日、学資保険加入日が3/25日だと、学資金は高校3年生の3/25日に支払われることになるのです。これでは推薦入試はもとより一般入試区分の納付期限にだって間に合いません。

17歳満期はこうしたケースや早生まれの子どもに対応するために設けられたもので、払込期間が短くなるため返戻率は下がるものの、必要な時期に学資金が受け取れないといった本末転倒な事態を回避するのに役立ちます。

返戻率だけで考えるなら22歳満期で受け取るのが最も高くお得になりますが、これには3つ目のポイントである受取方法も関係してくるので次項で触れることにします。

3.受取方法を比べよう

学資金の受取方法は給付時期とセットで比較すべき重要な要素です。 受取方法は「一括で受け取るか」「分割で受け取るか」の2種類に大別できます。

一括型で人気なのは、大学入学の18歳時にすべての満期金を受け取るタイプ。教育費で最も入り用となるピンチの時期を保険でカバーする理にかなった受取方といえます。

一方、分割型に多いのは、子どもの成長に合わせて「祝金」という少額を複数回に分けて受け取り、設定した満期時に残りの学資金を受け取るタイプです。

また、高校入学時に祝金、大学入学時に満期金の大部分を受け取り、残りのお金は卒業時まで年金方式で受け取るタイプもあります。

 

●受取例

受取イメージ1

 

受取イメージ2

 

どのように受け取るかは個人の思考や家庭の事情により異なるため、特定の受取方法をお勧めすることはできません。返戻率だけを重視すると満期金を22歳時に設定するとよいでしょう。保険会社に預けている時期が長いぶん、運用期間が伸び上乗せされて戻ってきます。

ただ、大学卒業時の22歳にそこまでお金が必要になるのか、22歳を満期日にするならどのような受取方法にするのがベストなのか等はしっかり考えなければなりません。

本当に助けが必要な時期に活用してこその保険です。返戻率は確かに大切ですが、過度にとらわれ過ぎず、それぞれのライフスタイルに適した選択をしてください。